強い足腰を身に付ける
強い足腰を身に付ける
ランニング
ランニングは、体全身をバランスよく鍛えるのに欠かせないトレーニングと考えられます。日常的に綺麗なフォームで走り続けることで、全身の筋力や、バランス感覚、身体感覚、肺活量、免疫力や、根気強さを身につけていきます。
最初にウォーキングから始めて、運動する習慣をつけていって、ウォーキングから、もっとスピードアップをしたいという段階になったら、ランニングを始めます。
自分のモチベーションを大事にして、疲れたら休憩をはさみます。毎日継続することで、体が慣れてきて体質が少しづつ変ってきて、タイムを向上させたいとか、坂を上りたいという気持ちになってきます。
コツコツ継続することで、色々な競技で、活躍する地力が培われます。
何故、高校野球の投手は走り込みを沢山やらされるのか?
高校野球の投手は、指導者から、走り込みをたくさんこなすようにメニューが組まれることが多くあります。このことは、科学的に考えた場合、釈然としない部分が有ります。投手には、長距離を走るような、肺機能や筋持久力は必要ないように見えるからです。
高校野球の監督は、走り込みをたくさんさせる理由に、「足腰を強化するため」という言い方をします。これもスクワットで鍛えたほうが効率がいいのでは?と思われがちです。
私は、この走り込みの謎は、日本的な禅や気の観点から考えると納得できると思います。日本の伝統的な考え方に、鍛錬で全身の気をたくさん発散させることにより、体の使い方が上手くなるという考え方が有ります。
そのため投手は毎日走り込みを続けることで、体の使い方が上手くなり、同じ動作でも、疲労を少なくしてこなすことができるようになります。
高校野球の投手は、ラストイニングまで、安定して高いパフォーマンスを発揮することが求められます。走り込みをたくさんこなした投手は、試合で沢山投げても、フォームが崩れることなく、安定した投球をこなせるようになります。
日本式のトレーニング(走り込み中心)で鍛え上げられた高校野球の好投手
高校野球の監督が想像する、足腰の強さとは、筋力の強さよりも、沢山ボールを投げても、下半身がどっしりとして安定して投げることができる強さを意味しています。
走り込みをたくさんすることで、気の使い方が洗練されるので、いい球が投げられること以外にも、打者との駆け引きが上手くなったり、判断力が上がったり、投手としての総合力が上がることも期待できます。