様々なトレーニング(2)
東洋系のトレーニング
東洋系のトレーニングには、気功やヨガ、太極拳、初動負荷トレーニングなどが有ります。
東洋系のトレーニングは体全体の調子を整えたり、柔軟性を高めたり、しなやかな動きをできるようにするものが有ります。
気功やヨガや、太極拳は、呼吸も意識しながら、ゆっくりした動きで行います。毎日続けることで、体は少しづつ鍛えられて、体力や、機能性が向上していきます。
初動負荷トレーニングは、特定の動きを、可動域を増やして、しなやかな動きをすることが可能になるので、競技力アップに直結するトレーニング法です。
これらのトレーニングに共通するのは、毎日コツコツ続けることで、体のパフォーマンスの向上が期待できることです。
西洋系に比べて、怪我のリスクが少なく、健康的です。その代わり、西洋系に比べて、効果がでるのはゆっくりな傾向があります。
東洋系トレーニングの長所
・体全体の調子を整える効果がある
・競技力の向上に結び付きやすい
・柔軟性やバランス感覚も鍛えられる
・健康的で体力も上がる
・毎日続けられる
東洋系トレーニングの短所
・効果がでるのはゆっくりである。
ヨガ
ヨガは体の柔軟性を向上させたり、体のバランス感覚を養うのに高い効果があると考えられます。さまざまな体位があり、それぞれ効いてくる箇所が異なります。
ヨガをこなしていくことで、いままであまり使ってこなかった、関節が伸ばされるので、可動域が広がったりするので体全体が柔らかくなります。
バランス感覚を磨くことができるポーズもあるので、ヨガをこなしていくと、つまずいて転んだり怪我をするリスクが減ると考えられます
また今まで悪い姿勢で動く癖があった人は、骨の歪みを減らして姿勢を良くする効果も期待できます。呼吸法も身に付けますので、イライラすることが減っていき落ち着いた明るい気持ちでいられる時間が長くなります。
いろいろな体の部位を刺激するので、ホルモンの分泌なども良くなります。体調は改善していき、性欲が強まるといわれています。
太極拳
陰陽のバランスを意識しながら、ゆっくりと体を動かす太極拳は、全身の関節をくまなく使い、全身の筋肉にほどよい刺激を与えてくれます。とくに体の内側の筋肉(インナーマッスル)が鍛えられるので、続けることで若しい姿勢を保つことができます。
太極拳の深く長く柔らかい呼吸は、血液の巡りを良くし、新陳代謝を促してくれるし、心を込めて、深い呼吸に合わせて一つ一つの動きをゆっくり行うことで、生命エネルギーである気が高まり、心が満たされます。
初動負荷トレーニング
特定の部位の可動域を広くして、動作がしなやかにできるようにするためのトレーニングです。競技でよく使う部位をターゲットにしてトレーニングを行うことで、競技力のアップが期待できます。
筋力の弱い人でも取り組みやすく、トレーニングを続けることで、動作がスムーズにできるようになります。マシンは、色々な場所を鍛える物が用意されています。
太気拳
太気拳は、澤井健一氏が、中国の内家拳を現地に足を運んで身に付けたものを、独自に命名して日本に広めた武術です。
太気拳は、立禅や這や練などの、厳しい稽古を積み重ねることで、体を鍛え上げて、気を養成して、相手の動きに瞬間的に反応することで、相手をしとめるという趣旨の拳法です。
太気拳は、きまった動作は少なく、ある程度の感覚をつかんだら、個人で稽古して身に付けたものを自由に表現することができます。
武道の基礎的な内容を多く含んでいるので、太気拳で身に付けた力は、色々な武道で応用することができます。