強い体を身に付ける(3)
強い体幹を身に付ける
体幹は、人間が生命を維持していくために重要な部分です。肋骨と骨盤の間は空洞になっていて、そこを支える筋肉が無ければ、体のバランスは崩れてしまいます。体幹トレーニングは、空洞部分にコルセットを作ることで、体を安定させることが目的です。
体幹トレーニングは、インナーユニットのトレーニングです。インナーユニットは、腹部をコルセットのように包む腹横筋、横隔膜、骨盤底筋群、で構成されています。インナーユニットを安定させた状態で、脚を運ぶ、腕を振ることが可能になります。
基本動作
基本は、ある特定のポーズをとった状態で、鼻から息を吸ってお腹を膨らませながら、腰を意識的に大きくそらせます。口から息を吐きながら、4秒程度で腹横筋を使って腰がナチュラルカーブになるところまで押し下げます。同時に肛門を軽く締めるようにして骨盤底筋群を連動させます。
その後に特定の動作を行うことで、筋力を鍛えます。
ナチュラルカーブを作った後に、静止してある程度の時間を維持することで鍛えるトレーニングもあります。
普通の腹筋運動のような動きで腹斜筋を鍛えます。
ストレッチ
運動前には、体を温める必要があるので、動的ストレッチ、運動後には、クールダウンや体の柔軟性を高めるため静的ストレッチを行うようにする。
筋弛緩法
運動後には、筋肉の緊張状態をリセットするために、筋弛緩法を行うようにする。
セルフモビライゼーション
関節可動域の限界を超えない範囲で、関節に対して細かな運動を繰り返し与えることで起こる筋弛緩反応を利用し、筋肉の疲労や緊張を軽減させるものです。それを自身で行うのは、セルフモビライゼーションです。